まさかの診察

足首をぱパンパンに腫らした患者さんが先日来院されたのですが、特にひねったりぶつけた覚えは無いという。整形外科でレントゲンを撮ってみてもらっても特に骨に以上はなく靭帯や腱にも問題はないと言われたそう。

本人も原因が全く分からず、とりあえず痛み止めとシップを貼っているが一向に良くならない。

そこで、脈を診てお腹を触ってみると消化器経の脈に異常がありお腹も冷たい。問診をしてみると、何ヶ月も前からお昼ご飯を食べると必ずお腹を下すという。

やはり。

この足首の腫れの原因は慢性的な胃の疲れからくると診てほぼ間違いない。

それを伝えると、まさか！足首の腫れと胃の不調がつながってるなんて想像もつきませんでした！と。

そして、足首には鍼を刺さず胃の調子を整える穴を使って治療をしたところ、お腹が温まり、足首の腫れも

3/1程になり熱感も取れたので治療を終了した。

治療の翌日足首の腫れはさらに引いていて、その日の昼食後お腹を下すことも無かったらしい。

しかし、何日かするまた腫れてきたので今日も胃を中心に治療をした。

胃を中心に消化器経がしっかり整えば自然と足首も腫れなくなる。

このように一見整形外科的な症状も実は内科疾患が原因であることは珍しくありません。

西洋医学では分からないものも、体全体を診る東洋医学では診察可能なのです。

これはほんの一例ですので、何かご自分の体でお困りのことや、もう治らないと諦めかけているものでももしかしたら快復可能かも知れませんので、是非当院にご相談ください！