治療医学から予防医学へ

最近、テレビや雑誌で東洋医学や鍼灸を見る機会が増えてきた気がします。

西洋医学一辺倒で医療費の増大に頭を抱える日本政府がようやく自然医学に目を向けてきているのかな？と期待しつつも、まだまだ鍼灸医学の素晴らしさ、適応症の幅の広さはほとんど認知されていないので、地道に来院された患者様に効果を実感していただいて、広めていければと考えております。

東洋医学と西洋医学の決定的な違いは、西洋医学は検査をして画像や数値に何か問題があれば治療に進みますが、東洋医学は病気かどうかまだ分からない段階でも施術ができ、免疫力の向上を図ることができます。

つまり、西洋医学は病気になってからが治療対象でグレーの段階では何もすることができないのに対し、東洋医学は病気にならないための予防ができるということです。

当院に長く通って来られている患者様の多くが風邪を引きにくく、極端な体調の崩れを一年を通して起こすことなく過ごすことができています。

健康寿命という言葉がありますが、とにかく元気に最低限自分のことは自分で出来る状態で年をとっていきたいですよね、、。

超高齢社会の日本では、これから益々東洋医学の中核を担う鍼灸術が必要とされる時代になっていきますので、是非ご自身の体で体験し、本来持っている力を存分に引き出して、毎日元気に過ごしてもらえたらと願っております。